
開台の辞
ラーメンはソウルフードである。
私のソウル(魂)は一つなので、ラーメンも一種類だ。
その一杯は私がうまいと思うラーメンを追求したもので、万人受けは狙っていない。
ひょっとすると100人が食べて97人が0点をつけるかもしれない。
それでも残りの3人が付ける満点を狙いたい。
「誰が食べてもおいしい」はそこそこおいしい止まりだ。
またソウルフードは人が人のために作るものだ。
人が食べに来るなら人が相手をすべき。
昨今は機械に相手をさせる所が多いが論外だ。
値段も気安く寄れる位でなければならない。
屋台はもっともおいしくラーメンを食べられる店の形だ。
空調の効いた室内に最高のラーメンはない。
空腹な寒空の下にそれはやってくる。
生きててよかったと思う程うまいラーメンは存在する。
私はそのような一杯を提供したい。
令和四年三月 伊粋主人
